心屋仁之助

エニアグラム全般

現在、カウンセラーは引退してミュージシャンになっておられます。ナイナイアンサーで知り、よく見ていました。本も何冊か読みました。話を聞くと結構いろいろな心理学の要素が詰まっているのと、話がうまいので引き込まれていきます。教祖の心屋仁之助氏はエニアグラムタイプ7っぽく見えます。

ナイナイアンサーもそうですが、講演最後にある参加者からの質問コーナーでカウンセリングを行うのが結構好きでした。相談者が泣き出して言葉に詰まる瞬間はなんだかぐっときます。やはりネガティブな感情に触れることを私は楽しんでいるだけなのかも知れません。

それはさておき心屋仁之助氏は「逆をやってみる」とよく言っていました。「あり得ない」として最初に捨ててしまった選択肢こそやるべきことだそうです。

エニアグラム的に解釈してみると、各タイプの根源的恐れから派生した根源的欲求をガンガンやっていることが、最善のことのように当の本人は思っています。健全度が高いと状況を見て他の方法を選択できますが、そうでなければ状況を考慮せずに慣れ親しんだ各タイプ固有の方法を選んでしまいます。そして慣れ親しんだ方法を突き通して同じ失敗を繰り返すパターンでしょうか。

失敗を繰り返せば健全度はさらに落ちていきます。そういう人が心屋を見つけて寄ってきているとすれば、「逆をやってみる」は「各タイプの成長方向のタイプのやり方を試してみる」という意味になるでしょう。

心屋仁之助氏は「迷ったら損をする方を選んでみよう」とも言っています。こちらは各タイプの囚われを手放そうに当たりそうです。例えばタイプ9なら自分の気持ちを引っ込めて他者の意向を優先させるのではなく、自分の気持ちを言ってみることが損をすることでしょうね。タイプ1なら自分のルールを押しつけず、相手が思うようにやってもらい口出ししない。タイプ2なら世話を焼かずに見守ったり、誰かにお願いしてやってもらう。タイプ3なら自分が裏方に徹して誰かにスポットライトを当てる。などでしょうか? もしかしたら損をする選択は統合の方向のタイプがよくやりそうな選択なのかも知れませんね。

エニアグラム全般

Posted by 鯛ぷ~