タイプが確定できているとすごい?

エニアグラム全般

エニアグラムを知ったからには自分のタイプを知りたいものです。本やネット上の診断テストで本当のタイプに行き着く人はそんなに多くないように思います。(初めて行ったセミナー↓でも言われました。)

例えば「とっさの時につい出てしまう反応」を回答していくと本当のタイプに行き着くのでしょうが、理想像やあるべき姿を想像して回答してしまうと別タイプの判定が出てしまいます。かなり自分の内面を掘り下げないとタイプが確定できないので、エニアグラムの人気がなかなか出ないのも仕方ないのかもしれません。

初級ワークショップは自分のタイプ確定を目標としているところが多いように思います。割と簡単に見つかる人もいれば、暫定タイプのまま最終日を迎える人もいます。ファシリテーターの技量ももちろんあるのですが、そのときの参加者のタイプ分布にも左右されてしまう運の部分もあります。もやっとしたまま終わることもありますがあきらめないでくださいね。しかし同じカリキュラムでも参加者によって毎回違うものになってしまうので、何度参加しても新しい気づきを得ることができますよ。

ついついやってしまうのは自分のタイプが確定できていないのは未熟の証拠と思い込んでしまうことです。タイプ確定は数ヶ月かかることも良くある話です。年単位かかる人もいるようです。なので焦る必要はありません。

逆に確定できた人が暫定タイプの人を下に見るのも良くないかなぁと感じています。と言いつつも私の中にこのような感覚がないわけではありません。世の中の人で自分のタイプがわかっていない人のほうが圧倒的に多く、タイプが確定できていなくても健全度が高くて幸せになっている人も多いと言うことを思い出すようにしています。

タイプを確定することがエニアグラムの目的ではありません。エニアグラムは自己理解、他者理解をしやすくするための手段です。幸せになることが目的です。ここを忘れないようにしないといけない、とときどき己に言い聞かせております。

エニアグラム全般

Posted by 鯛ぷ~