誕生日カード
以前勤めていた会社は、部署内の人が誕生日の時にメッセージを書かないといけないルールでした。
私が誕生日を迎えてもそっとしておいて欲しいです。他人のメッセージをもらっても読みたくないです。そもそも誰とも仲良くないです。うわべだけの言葉か、きっと良くないことが書かれているだろうと思うので開けたくもないのです。家に持って帰ってそのまま手紙を入れている引き出しに放り込んでいました。
自分がもらってうれしくないのに他人様には書かないと行けません。ネットで例文を検索して書いたり、面白画像を検索し、それを切り抜いて貼って書くスペースを埋めたりしていました。
同じ部屋にいたところでやりとりしない人もたくさんいます。(誕生日カードを書くルールが出来た頃は、社内のやりとりより業者さんとのやりとりをする部署に移っていたと言うのもあります。)
カードが回ってくるのですが、書くことなんて本当にありません。
1年目 分からないことがあったらなんでも聞いてね。仕事に早く慣れるようがんばってね。
2年目 もう仕事には慣れてきたかな? 後輩も入ってきたから良いとこ見せてやらなきゃね。影ながら応援しているよ。
3年目 何書こう? いつも仕事がんばっているね。○○さんにとっていい1年となるよう祈っています。
正直相手が誰でも通じるような薄っぺらい内容しか書けません。うっすい絡みしかないから伝えることないよ。今となってはその会社辞めてしまったので、その人たちの名前なんて思い出せないよ。
しかしその会社にいる時は書かねばなりません。誰得行事? マジやめて欲しい。ブッチしたい気持ちを抱えながら、締め切り直前にネット検索を駆使しペンを握りしめます。
そしてある時思いつきました。「エニアグラムの本に書いてある各タイプのセルフイメージのプラス部分を書いておけば良いんじゃね?」
と言うわけで嫌いじゃない人にはそうすることにしました。結構文字数稼げて埋まります。エニアグラムの本を読んでおいて良かったわ~。活用しまくり。
するとある時「鯛ぷ~さん、なんで私の誕生日カードは短文なのですか?」と言われました。大人の対応「このあいだは調度忙しくて・・・ 来年楽しみにしておいてね。」 (この人、職場でつまみ食いした時に歯や唇をなめずって「ちゃっ」って何度も音を鳴らすので、すごく苦手だったのです。誰も注意しないから私だけ気になっていたんでしょうけど・・・)
こいつら自分がもらった分を回し読みしてやがるのか? 無いわ~。人に見せるなんてありえないわ~。これもタイプが違うと考え方や感じ方が変わるってことなのか・・・。
「もっとちゃんとしたことに使えよ」と言われそうな気もしますが、エニアグラムを知っていてちょっと得したようなことでした。
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