こんなくらいの大きさで
エニアグラムタイプ4かなと思った人のエピソードです。
開発の人でいろいろ試作を繰り返していました。現行の原料では原料の粒子の大きさがイメージとは違うので、大きさの違うものがあればサンプルを取り寄せて欲しいという依頼がありました。
その人が私の座っている机に寄ってきて「鯛ぷ~さん、すみません。今試作していて、これくらいのサイズのものがあるか業者に聞いてもらえませんか?」と話しかけられました。両手の親指と人差し指で数mm四方の四角を作りながら、1粒のサイズのイメージを一生懸命伝えてきます。「あ~ よくわかるわ」と思いつつ、その一生懸命な指先が微笑ましく感じてしまいました。
「私は今ここで見たからイメージできるんだけど、業者さんに正確に伝えたいので何ミリとかイメージしている大きさを数字で教えてもらってもいい? 無理だったらイメージくらいの大きさの図を書いて、定規と一緒に写真を撮ってもらえると、よりイメージに近いサンプルを用意できると思うんだ。」と伝えるとすぐに動いてくれました。
「話し下手なんですみません。」とその後メールが来たのですが、イメージが湧いてイメージをそのまま表現しようとしているんですよね。イメージの言語化が苦手なだけなので、話し下手ではないのです。自信なくさないで~と応援したい気持ちになったのは覚えていますが、どのような返信をしたのかは忘れてしまいました。
この人は結構無尽蔵にアイデアが湧いてくる人でした。きっと素晴らしい開発部員に成長することでしょう。定型業務の枠にはめてこの人の個性を制限するのではなく、開発の定型業務の部分はタイプ6などに分担させて、部全体の力を最大限に引き出して欲しいなぁと思った出来事でした。
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