家を出る時は一緒に出てはいけない
私の父親がエニアグラムのタイプ6だと思ったエピソードです。それまではタイプ8だと思っていました。
怒り
子供の頃はよく怒鳴られていました。「メソメソするな」とか「いつまでもウジウジするな」とか「蚊の鳴くような声しか出ないやつ」とかよく言われた事を思い出します。
エニアグラムを習い始めた当初は「弱い部分を見てムズムズしていたのかな? じゃあタイプ8?」と思っていました。母親や祖母も「おまえたちが甘やかすから、鯛ぷ~だけがわがままに育ったんだ」と、私のことでことあるごとに大声で怒鳴られていました。そんな中でも弟はうまく父親に取り入って自分の望みを叶えていました。
かかってこいよ
怒鳴った後に「なんだその目は! 文句があるなら掛かってこい。いつでも相手になってやるぞ。」と足を開き、腰を落とし、手のひらを上にして指をクイクイと曲げて挑発してくることもよくありました。
幼稚園児や小学生の子供相手でも同等のレベルを求め、拳でぶつかり合いたかったのか? じゃあタイプ8? とずっとタイプ8だと思う日々を過ごしていました。
家族でお出かけ
どこかに一家で出る時は、バラバラに家を出なければならないルールがありました。大体父親が最後に一人で出るパターンですが、「家族一緒にそろって玄関を出たら、空き巣にこの家は留守ってわかるからダメだ」という理由でした。
当時は「常に我が家を監視しているんだなぁ」と不思議に思っていました。他にもたくさん家があるのに、いつ出かけるかもわからないのに、常に監視しているなんてどういうことなんだろう? 子供心に疑問でしたが、2~3グループに分かれて時間差を設けて出発し、中継地点か目的地で落ち合っていました。携帯のない時代によくこんなことしていたものです。
ふとこのことを思い出し、「あれ? タイプ8っぽくないな。もしかしてなんにでも不安を感じるタイプ6?」と思うに至りました。
魚の焦げ
夕食に出た焼き魚が少し焦げていた時、「ガンにするつもりか!」と怒り出しました。ある時はカーテンが黄色に変わったのを見て、「なんでこんな色を選んだんだ! 黄色と言う色は~」と黄色を見ると人間の脳に悪影響があるとかなんとか、母親に対して怒鳴っていました。どれも「安全を脅かすなんてありえないだろ! こいつら何を考えているんだ!」と言う怒りだったのかもしれません。
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