特定タイプにボーナスポイント
以前勤めていた会社では毎月社内勉強会が開かれていました。タイプ6社長が敬愛してやまない経営の神様の動画を見て、社員同士でグループ討議をするのです。もちろん動画だけではなくタイプ6社長からの話もあります。ある時はこんな感じのことを言っておられました。
経営の神様を慕う経営者たちの会合で、ある経営者が自らの過去を発表されていてとても感動する内容でしたので紹介します。
その社長は子供のころ、家がとても貧乏でした。なのでグレてしまいました。中学には最初の1週間しか登校しなかったそうです。その後、奥さんと知り合います。子供が出来たので仕方なく仕事を始めたところ、仕事のおもしろさにのめり込んでいくことになりました。ろくに中学にも行っていない人が、今では経営者となって従業員の生活を支えるまでに変わりました。すごくパワーがある人なので、考え方が変わるだけで大きく結果が変わったのです。強面の顔なので社員からも怖がられることもあるらしいですよ。
発表者はタイプ8でしょうね。タイプ6はタイプ8の強さに惹かれやすいイメージがあります。守ってもらえるし、判断してもらえるし、指示してもらえるし、上下関係が形成され支えたい的な欲求が満たされやすいのでしょうか。
ここの会社ですが課長、部長にタイプ8が占める割合が多いかったように思います。その後、タイプ8が退職していって、タイプ6濃度が上がりつつありました。タイプ6がシェアを占めると現状維持で変化には強い抵抗を示します。時代の変化に取り残されてしまうかも知れませんね。
特定のタイプを重用するのは組織が偏ってしまいます。己のフィルターがなんであるかを自覚した上で人選しないと、水平方向で人選してしまうことになり、特定のタイプに下駄を履かせることになります。30点でもボーナス点で+40点が加点されることもあるでしょう。このように加点されたリーダーの元で働くことになると地獄です。
水平方向のタイプではなく垂直方向の健全度で人材を選んでいる組織の方が働きやすいだろうなと思った出来事でした。
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