お金を出すのはあなたたち プレゼントを渡すのは私の役目
パートのおばさんがエニアグラムのタイプ2っぽい人でした。
おしゃべり
朝から晩までしゃべっています。しゃべるというのは相手がいてこそです。1人の時間でなく複数の人間の時間が費やされます。
出勤して9時半まで今日の段取りという名目のおしゃべり、別の職場にものを取りに行ってもそこでおしゃべり。戻ってきたら上司とおしゃべり。その後は同僚とおしゃべり。休憩はきっかり60分取って戻ってから30分はお茶を入れておしゃべりタイム。交代でお昼休憩を取るので、同僚が休憩に言っている時だけ静かに仕事をしています。実質時給4000円の高給パートでした。
社長もおしゃべり相手に取り込んでいて、「私はパートだから65歳超えてもいてくれたらいいって社長に言われたの~」と言い出しました。しかし結局は年齢を理由に切られ(使えないんだからもっと早く切れよ)、職場が一気に変わりました。
それまでは毎日2~3人の社員+パート1人が出勤し、パートは17時でいそいそと帰り、社員は19時過ぎまで残業でした。しかしパートを切ってからは毎日定時上がりになったのです。こんなパートを10年くらい雇い続けていたんじゃないかな? おしゃべりに巻き込まれて費やしていた時間が残業に化けていただけでした。
結婚祝い
何年もいると結婚される方もいます。するとこのおばさんひらめきます。「私がプレゼントを買って渡すから一人1万円ずつあつめるわね。」
あのー、勝手に金額決めて誰から回収するとか仕切らないでもらえますかね? 「こちらはこちらで包みますのでどうぞお気になさらず」と言うことでやり過ごしましたが、数年後また別の方が結婚される時にまた同じことを繰り返してきました。自分の金でやれよ。人の金を当てにするな。
退職祝い
その後、担当役員が退職することになると今度は学習したようです。私には言わずまず部長に話を付けて「部長の許可もいただいておりますので一人1万円集めます。」と言い出しました。なんと贈るのはおばさんの知り合いの画家に描かせた油絵。1m×2mくらいで額に入った風景画でした。
役員にプレゼントしてあげる、知り合いの画家にも私のコネでもうけさせてあげる、職場の者にも私が段取りしてお金だけ出せば良いように動いてあげる、なんでしょうね。本当に迷惑な存在。こんなサイズの油絵をもらっても捨てられないし、売れないし、家に飾るスペースもあるのかな? もらった(押しつけられた?)役員も単身赴任だったので、自宅まで送ったんだろうけど、家族に見られてどう言われたんだろう? ま、私はお金を出さなかったので気にすることないのですが・・・
このおばさんですがお子さんも成人されております。子供をもうけ、世に送り出すというのは一大事です。子供を鏡にして自分と向き合わざるを得ないこともたくさんあったはず。私よりきっと人生経験を積んでおられることでしょう。なのにゴリゴリに自分のタイプの価値観で突っ走る姿を見ると、私があの年になって少しでも囚われを手放せているのだろうか?と不安になってきました。過去を振り返っても囚われまくっていますからね。己を高められないのですからエニアグラムを全然使いこなせていませんね。
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