達成のご褒美

タイプ3

エニアグラムタイプ3のモラハラ課長のエピソードです。

「なんとしてもコストダウンの目標達成だ!」とハッパをかけていました。具体的には「なんとかしろ!」と言う、「どうなっているんだ!」と言う、「どうするつもりなんだ!」と言う、です。管理職の仕事って楽ですよね。能力無くても肩書きさえ会社に与えてもらえば、それなりの高い給料がもらえるのですから・・・ 大学を出ておけば年を重ねるだけで給料が上がっていった世代がうらやましいぜ!

私たちの世代がその肩書きをもらっても大したお給料は出ないでしょう。この瞬間にも私たちが生み出した利益をこの人に搾取されているのですからやってられません。

プレイングマネージャーではないので担当が無く、高みの見物です。担当を持ったらその仕事の評価が伴うので持とうとしないのでしょう。仕事が出来ないとばれてしまいますからね。自分を良いように見せるためにスカスカの脳みそで知恵を絞っておられます。

しかしコストダウンなんて世の相場に左右されるものです。上がり基調の時はどうにもなりません。業者を叩いた所でそれはいつか返ってくると思うので、痛み分けをしていっしょに乗り越えたほうが良いと思うのです。しかしタイプ3のモラハラ課長はそんなことはお構いなし。いわゆる叱咤激励と言う尊いお仕事を日々なさっています。

タイプ3のモラハラ課長は「目標達成したら飲み会を開く」と言い出しました。この人と酒を酌み交わすなんて苦行も良い所なのですが、ご本人は部下という名の奴隷のモチベーションを上げるには効果的であると信じているようです。誰もモチベーションが上がらないまま時間が過ぎていきました。

すると他の人が担当している原料の相場が下がってコストダウン目標額はクリアとなりました。以前の部署で行ったことがある居酒屋で飲み会。全然楽しくありません。こんなことに付き合う時間がもったいない。早く帰りたいです。部長も誘ったが断られたらしい。私も出来ることなら参加したくなかった。

タイプ3のモラハラ課長はご機嫌でみんなの分を全部払っていきました。1食分浮いただけしかメリットがないよ。おごってもらったからって感謝できないし、恩に着ることもないよ。顔も見たくないよ。ほんとにこいつだけはいやだったなぁ。

タイプ3

Posted by 鯛ぷ~