エリピン大統領
エニアグラムタイプ3と思われる御曹司のエピソードです。
大学卒業後に入ってくると言う噂でしたが、会社再建してからの入社となりました。毎日髪型はセットしてキメキメ、社名入りブルゾンの襟は立てる、革の紐靴、腕には高級腕時計、外車で通勤、外見には相当気を遣っているようでした。しかしおなかがベルトの上のポニョ。すぐに結果が出ないことはあまりがんばらない感じ？
同職種の会合
隔月で同職種情報交換会がありました。私がいた部署にもタイプ3御曹司は数ヶ月研修で所属されていたので、情報交換会に参加されました。すると次の回から「あのかっこいい人は今日はいらっしゃらないのですか？」と言われるようになりました。タイプ3御曹司は端から見るとかっこいいらしいです。私から見たらかっこつけている人にしか見えません。心が美しい人がタイプ3御曹司を遠くから見たら、輝いて見えるんでしょう。私の心は曇り、目は濁っているのです。きっと・・・
取引先訪問
調査に一緒に行って、タイプ3御曹司にカメラを向けると口角を上げて良い角度で写ってくれます。移される瞬間に隙がありません。写り慣れているようです。さすが己の見せ方を熟知されています。
しかしタイプ3御曹司の工場調査報告書を読むと、言い回しがくどくて長いし、写真は重いし、バッサリ削りたくなりました。「報告書の写真のサイズは小さくした方が良いですよ～」と言うと画面上で面積を小さくされました。そういう意味じゃないのよ・・・ ファイルサイズを小さくしないとWordが重くてたまらないのです。
他者のイメージも気になる？
取引先の工場からの帰りに食事をとっている時、「●●君 両手の人差し指をトントン合わせながら話す癖あるよね。緊張しているからかも知れないけど、得意先さんの前ではやめたほうが良いよ。」と部下に注意していました。私もタイプ3御曹司から似たようなことを言われました。
そのときは「そう感じたのはあなただけでしょう？」とちょっと不快に思っていました。しかし今から思えば「タイプ3だから他者からのイメージを大切に思っていたのか」と理解できます。タイプ3は自分をどう他者に見せるかのイメージを大切にしているので、「他の人もみんなそうしたいはずだ」と思っているからこその発言だったのだろう、と受け止められるようになったのでストレスが軽減されました。もっと早くにエニアグラムを知っていれば良かったなぁ。