なくなって初めて気づく存在
やっとこさエニアグラムタイプ3モラハラ課長から抜け出せた時のことです。
それまでは本当に毎日がイヤでした。それ以前も大体毎日がイヤだったのですが、輪をかけて本当にイヤでイヤでたまりませんでした。精神がボロボロになりつつも2年我慢していると、異動の内示が来ました。これでやっとタイプ3モラハラ課長とおさらばできる、救われたと思いました。
引き継ぎ
私が抜けてその穴を埋めるのは隣の課のタイプ9と思われる人です。ほとんど絡んだことはないものの、まじめでだれとでも合わせられる雰囲気の人だったので期待していました。打ち込み作業が多かったので、私がまとめたシステムの操作マニュアルを渡しました。「1ヶ月後に異動ですので目を通しておいてくださいね。細かい所は一緒にやりますので8~11時で手が空いている日に声をかけてください。」と言葉を添えて。
しかし声をかけてくる気配はありません。「この日のこの時間で一緒にシステムを触ってみましょう」と指定しました。
「マニュアルはどこまで読みましたか?」と聞くと「忙しくてまだ開いていません。」とのこと。「通勤時間とかありますよね? 電車の中で読めませんか?」と返すもグダグダモード。「私より年上で給料たくさんもらってんじゃないの? 異動しても給料が減るわけじゃないんだから、空いているプライベートの時間を使って、まわりに迷惑をかけないようにする努力をすべきではないのか!」と口には出さないもののイライラが募ります。
結局空いている時間にマニュアルは読まなかったようで、一緒にやる時に「○ページを見てください。」とパソコン教室の先生みたいな時間を過ごしていました。しかし一通り説明しても頭に入っているかは怪しい状態。もう相手してられません。繰り返し教える時間も作らないので、私はそのまま異動しました。マニュアルさえ見ればわかるやり方だけ伝えて、なぜそれが必要なのか、何とどうつながっているのかなど仕組みを伝えることは出来ませんでした。
このタイプ9の人が異動する前の部署にいた時(そのシステムの部署にも1年くらいしかいませんでした)、Microsoft Accessの本をずっと机の上に置いていました。その部署の人に聞くと開けた気配はないとのこと。悠久の時間にいるのかな?
記入フォーム
入力業務が多いのですが、入力の元になる紙の記入フォームのメンテも業務の一つです。何がどう繋がっているのかがわかっていないと、この時はこのように変更しないといけないと言う頭が働きません。
結局、入力作業の目的や意味は伝わらず、ただただキーボードを打つ作業をこなしているだけの人でした。こんなやつ、もうバイトで良いんじゃね? なんだかふわ~っと漂っているだけで、考えるとか工夫するとかはゼロでした。
異動後
私がその部署を離れてからは大変だったようです。入力作業が打ち込み終わらないので隣の係から1人を午前中だけ入力作業に回し、3人で入力するようになっていました。私はそれほど入力が早いわけでもないと思いますが、11時くらいには打ち終わっていたのになぜ??? それと毎日22時くらいまでいて残業代を稼ぎまくっているらしい。
ここで私の自動反応。「私の存在がなくなったことで、私の価値を見出した人がいた。」それがちょっとうれしかったのです。
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